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不動産投資をするなら知っておきたい賢いお金の借り方とは。

2019.07.23

お金の借り方にも「賢い借り方」があることを知っておくとお得です。

不動産投資では、1棟目で賢い借り方をしておくと、2棟目、3棟目も順当に資産を増やしていくことができます。

1棟目で不用意な借り方をしてしまうと、2棟目以降、金融機関から借りにくくなることもあるため注意が必要です。

そこで、この記事では、不動産投資をするための「賢いお金の借り方」について紹介します。

1.昨今の金融情勢

昨今の金融情勢として、金融機関の不動産投資への融資姿勢は厳しい状況にあります。
厳しい理由としては、金融庁の銀行に対する監視が強化されたためです。

ことの発端は2015年1月の相続税法改正に遡ります。
法改正により、相続税の納税義務者が増え、不動産投資を始める人が一気に増加しました。

金融庁と日銀は、アパートの供給量が増えたことを懸念し、2016年12月からアパートローンに対する監視を強化しています。

さらに、2018年にはスルガ銀行の不正融資問題が発覚したことから、金融庁の監視は不動産投資全般にわたり一層強化される結果となりました。

そのため、昨今の金融情勢としては、不動産投資のローンは借りにくくなっています。
不動産投資をスタートさせるには、賢いお金の借り方を知ることがますます重要になってきているのです。

2.賢いお金の借り方

不動産投資を開始すると、2棟目、3棟目へのチャレンジを希望される人が多いです。
しかしながら、2棟目、3棟目へと資産を増やす際、1棟目の融資が足を引っ張り、資産を増やせないケースがあります。

順当に資産を増やすには、1棟目から2棟目以降を見据えた借り方をすることが重要です。
2棟目以降も借りやすくするためには、以下の2点がポイントとなります。

  1. 借り過ぎない
  2. リスクの高い物件に投資しない

1つ目としては、「借り過ぎない」ことがポイントです。

銀行は、それぞれ独自の基準で借入可能額の基準を設けています。
銀行によっても異なりますが、借入可能額は年収の10~30倍です。
借入可能額を目一杯使い切ってしまうと、2棟目以降の融資を受けにくくなります。

近年、銀行は最低でも物件価格に対して10%程度の自己資金を求めてきますが、30%程度の自己資金を準備しておくことが理想です。

2つ目としては、「リスクの高い物件に投資しない」ことです。

2棟目以降の融資は、1棟目の実績が重視されます。
例えば、1棟目に築年数が古く、立地条件も悪いような物件に投資している場合、銀行はその実績に対しネガティブな評価を下します。

適切な物件に投資ができるオーナーであることをアピールするためにも、1棟目はできるだけ新築等の優良物件に投資をすることがポイントです。

1棟目の融資は、2棟目に向けた実績作りだと思い、無理な借り方をしないことが重要となります。

 

3.今から不動産投資を始めるメリット

銀行の融資姿勢は厳しいですが、今から不動産投資を始めるメリットは十分にあります。

融資が受けにくいということは、不動産投資を始めにくいということです。
しかしながら、逆に言えば競合が少ないことを意味しています。

元々、金融庁が監視強化をし始めたのは、アパートの供給過剰の懸念がきっかけでした。
供給過剰を抑えるために監視を強化してきた結果、今は新築の競合が少なくなってきています。

一方で、金利については総じて低金利であるため、融資条件は悪くありません。
そのため、融資のハードルさえ乗り越えれば、競合が少ない中で、低金利で不動産投資ができ、今は不動産投資のチャンスなのです。


 

まとめ

以上、不動産投資における賢いお金の借り方について解説してきました。

お金の借り方は、「借り過ぎない」、「リスクの高い物件に投資しない」の2点かポイントです。

融資が受けにくい今こそ不動産投資のチャンスですので、賢く借りて資産形成をスタートさせましょう。

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